棚田百選に選ばれた長門市
長門市油谷地区では、本州最西北端の向津具半島を中心に約600haもの一大棚田地帯が広がっています。棚田は通常山間部にあることが多いのですが、この地区は半島部分の丘陵地が海岸近くまで迫っているため、眼下に日本海を望むことができます。夕日が沈む日本海に、イカ釣り漁船の漁火が無数に輝く光景は美しく、この景色をカメラに収めようと、毎年多くのカメラマンたちがこの地を訪れます。
「棚田米こしひかり」の産地
棚田のお米が美味しい理由
山の斜面を有効的に利用した棚田は、その地形をそのまま活かしているため、それぞれの田んぼは様々な形や大きさを有しています。圃場整備された広大な田んぼとは異なり、小さくある意味いびつな形をしたものばかりです。
大型の機械を入れることができず、手作業での栽培管理が主となるため、多くを人の手で管理しなければならず、結果としてより良い品質のお米が育ちます。