無洗米について

最近、たまたまですが”無洗米”についての問い合わせが続けてありました。今回は意外と知らない事が多い”無洗米”について記載しておきます。

”無洗米”とは、”洗ってないお米”、ではなく、”洗わなくてもそのまま炊くことが出来るお米”のことです。

一般的に販売されている精米は、玄米の状態から精米工場の精米機などで米ぬか層を剥いたものです。

通常の精米はその取り除いた米ぬかが精米の周りに付着している状態なので、そこで皆様にはご家庭で洗米し、米を研ぐことにより残ったぬかを完全に落としてもらっているわけです。

”無洗米”は、専用の機械で特殊な加工を施すことにより、米ぬかをほぼ完全に取り除いた精米です。そのため、洗米の必要がなくそのまま炊飯することができるのです。

そして、無洗米を炊飯する際には、水加減に注意が必要です。

というのも、計量カップで1合を計るときに、同じサイズの計量カップですくった場合、通常精米と無洗米とでは内容量にわずかな差が発生します。無洗米の方がぬかが付着していない分、お米の量が多くなってしまいます。

そのため、同じ水加減で炊飯するとお米と水の割合が崩れてしまうので、上手に炊けないことがあります。無洗米をいつもの計量カップで計る場合は、少しお水を多めに入れて炊飯すると良いかもしれません。

我々としては、無洗米専用の計量カップを使用することをオススメします。そうすることで、通常精米と同じように炊飯器の内釜の水の量の目安線に合わせての炊飯が可能です。

普通にスーパー等で販売されていますので、無洗米を初めて使われる際には是非探してみてください。

何を隠そう我が家も最近は無洗米を使用しています。毎晩炊飯器で翌朝炊き上がるようにセットしているのですが、お米を研ぐ手間が省けてとても楽です。

冬場は冷たい水に触れなくても炊飯が出来るので、冬場だけ無洗米を使うという方もいらっしゃいます。

毎日家事に育児に大忙しの奥様も、お米を炊くのは自分の仕事だという旦那様も、無洗米の利用は一考の価値ありです。